- 論理的思考に必要な基礎学力を有している人
- 責任感と協調性があり、主体的に行動できる人
- 知的好奇心が旺盛で、科学的な観察力を持つ人
- 臨床検査技術を基盤に、地域の多様な分野で活躍したい人
臨床検査学科では、「教養教育科目」、「専門基礎科目」、「専門科目」の3つの柱で構成し、豊かな教養と科学的思考に基づいた知識・技術及び総合的実践能力が修得できるように科目配置する。
進級に関しては、各学年で定められた単位を修得する必要がある「進級制」を採用する。
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「教養教育科目」は、豊かな人間性と教養を培い、情報化、国際化など時代の変化に的確に対応できる能力を培う科目で構成する。
特に検査データ管理に必要な「情報科学Ⅰ・Ⅱ・演習」は必修とし、知識、応用、実践能力を高めるように指導し、演習課題で成果を評価する。
さらに「英語Ⅰ・Ⅱ」を必修とし、生命や健康に関するロールプレイやグループワークの課題から、医学英語の実用表現を学び、討議内容により評価する。 -
「専門基礎科目」は、健康、疾病、病態を広く理解するため、人体の構造と機能を系統的に理解し、臨床検査についての専門知識、技術、医療チームとしての役割、他職種との連携を学ぶ目的で構成する。
専門科目に繋がる基礎となる科目は、ほとんどが定期試験により評価する。
さらに、国際的視野を広げるために、「国際保健論」と「国際環境論」を設け、他職種との連携のために、「組織論」と「地域チーム医療論」を設ける。これらの科目は、グループ討議、グループワーク、課題発表により評価する。 -
「専門科目」は、臨床検査学主要科目の講義、学内実習を中心に、検査結果を総合的・多角的に判断分析、管理運営する基礎能力及び検査技術の修得を目的とし、グループ討議、課題学習、レポート提出及び定期試験で評価する。
さらに、臨地実習前には、実習に必要な知識、実技、接遇能力の確認、補填を行い、一定レベル以上の能力獲得評価を行う。
「臨地実習」は、臨地実習ガイドラインをもとにした実習施設とのプログラム確認により、総合的実践能力を高めるように編成する。
「臨地実習」の成果は、実習施設の教科ごとの責任者の評価と学内での最終試験により総合的に評価する。
医療の高度化や社会環境の変化に対応すべく、「検診検査学」、「救急医療概論」、「生殖補助医療技術論」、「医療経済学」、「リスクマネジメント」、「健康食品学」などの科目についても、履修可能な体制をとっている。
さらに、所定科目履修者は、在学中に、健康食品管理士、遺伝子分析科学認定士及び食品衛生管理者・食品衛生監視員の資格取得が可能となる体制をとっている。
「卒業研究」は、少人数グループ制で実施することで、科学的思考力、データ管理力を高めるような指導を行い、抄録提出と学内発表等から評価する。
臨床検査学科では、以下に示された能力を卒業までに修得することを重視して成績評価を行い、所定の単位を修得した学生に対して、卒業を認め、学士(臨床検査学)の学位を授与する。
- 豊かな人間性と高い倫理観を身に付けている。
- 臨床検査に必要な専門的な知識・技術と実践能力を身に付けている。
- 臨床検査学発展のために、自らの能力の向上に努め、データ管理力や科学的思考力を用いて研究できる基礎的能力を身に付けている。
- 国際感覚を備え、臨床検査を通して、地域社会に広く貢献できる能力を身に付けている。
- 医療・環境・食品・保健分野などで、他職種と連携しながら、幅広く活躍できる能力を身に付けている。