香川県立保健医療大学

看護学専攻(修士課程)のポリシー

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

本学大学院保健医療学研究科看護学専攻では、基本理念・目的を達成するため、次のような資質を備えた人を求めています。

  • 生命の尊厳を畏敬する深い人間愛と洞察力をもつ人
  • 看護の課題を科学的に探究し、エビデンスを活用する専門性をもちリーダーシップの発揮を志す人
  • 看護実践や教育・研究に対する真摯な構想力や想像力、実践力を高めようとする人
  • 看護学の発展に寄与できるアイデンティティを形成し、知識基盤社会の発展を目指して真理の追究を志す人

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

保健医療学研究科の教育目的、看護学専攻の教育目的に則って、高度先進医療を担うことができる知と技と心が融合した質の高い看護実践能力を持ち、地域の保健医療活動に貢献するとともに、看護実践、看護教育、看護研究の開拓ができる高度専門職業人としての看護師、助産師、保健師並びに高度な看護実践の質保証や活動の拡大に取り組む専門看護師を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。
看護学専攻は、研究コースの基盤開発看護学、健康生活支援看護学、次世代育成看護学の3領域と、専門看護師コースの精神看護で構成する。
研究コースでは、専攻共通科目8単位以上(必修6単位、選択2単位以上)、専門共通科目8単位以上、専門領域科目4単位以上、特別研究10単位の合計30単位以上を修得とする。
専門看護師コースでは、専攻共通科目2単位以上(必修2単位)、専門共通科目10単位以上、専攻分野共通科目16単位、実習科目6単位、課題研究4単位の合計38単位以上を修得とする。

  • 基盤開発看護学領域では、「個人が看護の学習や仕事を通して自己実現のプロセスをたどるキャリア開発」、「看護組織の人的資源である個人と集団の潜在能力を顕在化していく能力開発」、「看護組織の個人能力を開発し、それを組織能力に結実させていく人材開発」について学修する。
  • 健康生活支援看護学領域では、健康増進の観点から、地域に暮らす高齢者や精神的、身体的健康障害を有する人など様々な生活者とその家族並びに共同体などに対して、自立した生活能力と健康管理能力を育み、それぞれの立場でより主体的な健康生活を支援する看護について学修する。
  • 次世代育成看護学領域では、次世代の育成を支援する観点から、周産期の妊産褥婦、親や家族の健康と子どもの発達支援、学童期・思春期からのヘルスプロモーション教育の実践及び乳幼児虐待予防など、育児に伴う様々な問題を考察、解決し、子育て支援の方法について学修する。
  • 専門看護師(精神看護)では、精神看護アセスメント論及び精神看護セラピー・精神看護援助論などの知識と技術を統合し、精神看護の専門看護師に必要な高度な実践能力を展開する方法について学修する。
  • 特別研究は、研究課題となる専門領域科目の特論と演習における学修に連動した研究を遂行し、専門性を深く探究した修士論文を完成とする。課題研究は、精神看護の専門看護師としての専門性を深く探究した修士論文を完成とする。

卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

修了要件となる単位を修得するとともに、必要な研究指導を計画的に受けた上で修士論文を作成し、本研究科が行う修士論文についての研究成果、修士論文の審査及び最終試験に合格し、下記の条件をすべて満たす者に看護学の修士学位を授与する。

  • 看護実践能力の向上を目指し、より専門性、独創性を重視した新しい看護実践方法を探究し、チーム医療の場でリーダーシップが発揮できる能力を修得していること。
  • 看護学の発展に貢献するために、看護の課題を科学的に探究し、エビデンスを活用した教育・研究・実践ができる能力を修得していること。

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