香川県立保健医療大学

臨床検査学専攻

臨床検査学専攻

[ 博士前期課程 ]
臨床検査技師の役割と機能が拡大・多様化するなかで、高度先進医療への対応と新しい検査技術の開発、感染症や生活習慣病などの疾病予防と健康増進などに貢献できる高度専門職業人を養成します。
[ 博士後期課程 ]
新規かつ独創的な研究成果を発信し、知識基盤社会が求める21世紀の保健医療を先導する新しい研究領域を開発、確立し、より高度な専門的能力かつ広範な知識を有する教育者・研究者を育成します。

専攻長のことば

奥田 潤
臨床検査学専攻長 奥田 潤

臨床検査学の高度な専門的能力と広範な専門知識、更に科学的検証能力を備えた人材である高度医療専門職や教育者・研究者の育成を目指します。

臨床検査学は、保健医療を「検査」の視点から見据え、簡易で正確度と精密度の高い検査法の確立や疾病予防のために有効な新しい検査の開発を研究する学問です。今日の保健医療は、周産期医療に始まり終末期医療まで、最先端の技術水準が要求されており、臨床検査技師にも、より質の高い安全な保健医療と人々の多用なニーズに的確に応えられる専門性が求められています。このような社会的要請に応えるため、本学大学院では、人々の「健康と自立」の支援を基本理念として、より高度で専門的な学術理論に基づいた実践能力、包括的な判断能力と指導力を有する高度医療専門職や教育者・研究者の育成を目指しています。これらの能力を持つ人材を育成することで、地域の保健医療の質向上、人々の健康増進、ひいては、健康長寿社会の推進や次世代育成支援に寄与することが出来ると考えています。本学大学院で興味ある研究内容を見つけ、共に研究しましょう。

臨床検査学専攻の教育目標

博士前期課程では次の能力を修得することを目標とします。

(1)臨床検査学分野の特定の領域や遺伝子診断などの先進医療において、その専門性をこれまで以上に追究し、より高度な学術理論と実践能力をもってチーム医療の場で指導的役割を担う能力

(2)輸入感染症や新興・再興感染症への対応、生活習慣病の予防など、国際協力活動や地域の要請に応じた保健医療活動を展開する能力

(3)環境・食品などの健康科学分野における科学的な検証システムの開発など、人々の健康増進に貢献する能力

(4)優れた臨床検査技師の養成や社会人教育、また新しい検査技術や機器の開発など、臨床検査学の発展に貢献する教育・研究能力

博士後期課程では次の能力を修得することを目標とします。

(1)これまでに構築されてきた臨床検査学の学術的基盤を背景に、新しい臨床検査法機器・試薬の開発など、臨床検査学の更なる発展に向けて国際的視野から貢献する能力

(2)臨床検査に関する幅広い視野を有するとともに、保健医療分野において総合的な判断力と遂行力を備え、組織の発展・変革を推進する能力

(3)地域に先駆的・創造的研究成果を積極的に公開し、県民の健康増進、疾病予防等に貢献できる能力

(4)臨床検査学に関連する学問領域の教育者・研究者や医療界のみならず産業界の研究者との学術交流を深め、広い視野から見据えた臨床検査学の学術的研究に参画できる能力

授業風景

PAGE TOP

PAGE TOP